アメリカではバイデン新大統領の就任が濃厚となっていますが、バイデン氏はどういった為替レートを望むのか非常に気になるところではあります。
特に感謝祭後に発表すると言われているアメリカの財務長官が誰になるのか注目されます。
今回はアメリカ財務長官の人選と為替相場について考察していきます。
ブレイナード氏の就任か?
アメリカ財務長官候補には数人候補が報道されています。
例えばブレイナード氏、イエレン前FRB議長、ラスキン元FRB理事、アトランタ地区連銀のボスティック総裁などが候補になっていると言われています。

中でもブレイナード氏は有力視されています。ブレイナード氏は「ドル安論者」としてのイメージが強く、為替介入に極めて否定的な見解を持っているとされます。
ハト派のFRBボードメンバーとして知られており、連邦政府の拡大する財政支出は、FRBが量的緩和の一環として米国債を購入することで財源を賄えるとの意見に賛同しているとみられます。
もしブレイナード氏が財務長官となれば、ドル円はジワジワとドル安円高の圧力が強まっていくと思われます。
というのも新型コロナウイルスによる経済ダメージからアメリカが立ち直るまでにはかなりの時間がかかると思われており、FRBの超緩和策は長期化する見込みです。
そうなればブレイナード氏の意向であるドル安と量的緩和が相まってドル安に進むというのは考えられる有力シナリオの一つです。
これに対して日本の菅首相は歴代の首相の中で最も為替問題に「敏感」と言われており、日銀総裁との「口先介入」で何とかドル売りの流れを抑え込もうとすると思われます。ただ実際に日銀が為替介入に踏み切るのかは不透明です。
まとめ

バイデン新大統領は財務長官に誰を任命するかは非常に注目されるところです。
FRBの超緩和策は長期化はほぼ確定的であり、この影響がボディーブローのようにじわじわと為替相場に影響してきそうです。
ドル円相場はここまで比較的安定していましたが、今後についてはボラティリティが大きくなるということも十分考えられそうです。

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