ファンダメンタルズ

出口戦略へカナダドル

カナダは地理的にアメリカの北に位置し、アメリカとの関係性が深い国です。

カナダ中央銀行(BOC)は市場機能維持するための緊急措置を縮小すると発表しました。

カナダ経済の堅調な見通しが示され、出口戦略へと向かっています。カナダを注目することによってアメリカの動向も見えてくると思います。

カナダドルの動向に注意

カナダ中銀(BOC)は今週、市場機能が改善したことを理由に、1年前に流動性対策で導入した緊急措置を縮小すると発表しました。

BOCは5月10日で資金供給オペを打ち切り、コマーシャル・ペーパー、地方債、社債の購入プログラムは今後数週間に迎える期限で終了し、延長しない方針です。

国債購入プログラムの縮小開始時期については言及しませんでしたが、出口戦略をかなり意識した内容であり債権の購入規模を縮小するのではという観測が流れています。

カナダ経済自体の状況としては堅調であり、第1四半期の経済成長予想を上方修正しています。

カナダ経済が元気であるということはアメリカ経済も加速度的に活力が出てくるはずだという予測も出来ます。

為替相場としては円とのペアではじりじりと円が売られカナダドルが買われる展開が続いています。

BOCが強気の出口戦略を出してきていることもカナダドルが買われる要因の一つです。

アメリカでは先日金融緩和政策の継続がアナウンスされましたが、アナウンスがあるという事自体が、出口戦略を意識しているということの裏返しだと思います。

まとめ

カナダは地理的にアメリカと近いこともあり、親和性が非常に高い国です。

そのためカナダが出口戦略を意識した行動に出るという事は、アメリカも出口戦略を意識しているとも読み取れます。

アメリカが出口戦略を打ち出してきた時が相場の潮目となる可能性が高く、カナダの動きはトレーダーからすればさらにアメリカの動向をチェックする必要があるものとして意識させました。

トレーダーとしてはカナダドルの動きもですが、アメリカの動きを細かく注視する必要がありそうです。


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