今後のヒントを探ろう!
次にユーロ円の動きです。
ユーロ円相場は、コロナショックなどから6月までユーロ安・円高が進みましたが、欧州景気の回復期待の強まりや復興基金の合意などを受け、次第にユーロ高・円安方向となりました。
この背景には巨額のユーロ基金と呼ばれる復興基金が設立されたことが非常に大きいです。
EUはヨーロッパ諸国の連合であり、その国ごとにさまざまな背景や利害の不一致があります。
それだけにこれまでも「話し合うが決まらない」「機動的に動けない」「思い切った政策が打てない」など批判を集めてきました。
しかし今回のコロナショックに関しては、EUとして一致団結した動きを取ることに成功します。
これはコロナウイルスに対する危機感の高さが背景にあるものと思われます。
ともかく、こういった動きによって設立されたユーロ基金が投資家に対して安心感を与え、ユーロ買いという方向となって表れたと言えます。
次にポンド円の動きです。
ポンドは3月には大きく下落しましたがそれ以降は落ち着いた値動きとなりました。
コロナウイルスの感染拡大も大きなニュースとなりましたが、イギリスの場合、EU離脱という大きなイベントがありそちらのほうが意識が強かった模様です。
イギリスのジョンソン政権の機動的な動きも注目を集めました。
ジョンソン首相は自らもコロナウイルスに感染しましたが、リーダーシップを発揮している姿は評価されています。
イギリス独自の基準を作り、いわゆるコロナ規制の撤廃にもいち早く取り組みました。
このようにウイルスによる疫病の流行は、これまでゲームの世界では描かれることはあっても現実世界ではリアル感に欠けるものでした。
しかしコロナウイルスは疫病の流行というリスクがそこにあること世界に示す例となってしまいました。
現在の世界経済は、コロナショックからの回復傾向にありますが、トレーダーとしてはこれらの相場の動きを頭の片隅に入れておくことが重要かもしれません。

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