バイデン政権で財務長官に任命されたイエレン氏ですが、FXトレーダーの間ではFRBの議長だった時代のイメージが強い人物です。
アメリカの財政再建へ向けて、実績のある人物を重要ポストに置いたという意味でも注目を集めています。
今回は「ジャネット・イエレン氏」がどういった人物であるかという点にフォーカスしていきます。
イエレン氏の実績
イエレン氏は2014年から2018年にかけてFRBの議長を務めた人物です。
その期間の政策としてはマネタリーベースの大幅な増加による大規模な量的金融緩和政策に参画しました。
量的金融緩和政策はアメリカの経済を良好に回復させたとして高い評価受けています。
特に重要視していたのはアメリカの労働市場で、失業率や賃金の推移を重要視していました。
前任のバーナンキ議長が利下げ政策を行い、景気刺激策として思い切った政策を遂行したのですが、後任となったイエレン氏はこの方針を世襲しています。
イエレン氏の評価が高いポイントとしては、景気回復局面ではできるだけソフトに金融緩和策を終焉させるために市場との対話に積極的であった点です。
ガイダンスを強化して市場に対して可能な限り「ショック」とならないように気を配っていた姿は印象的です。
イエレン氏が財務長官となってからの注目事項としては「強いドル政策」についてです。
強いドル政策はアメリカの伝統的な為替政策で、主に保守派から評価されるものです。
アメリカは消費の国であるため、ドルが強ければそれだけ輸入が有利になるという実益もあります。
イエレン氏は指名承認公聴会ではアメリカ財務長官の常套句である「強いドル」というフレーズを使わなかったことが印象的でした。
「アメリカ経済の長期的な強靭さと金融システムの安定性維持が、アメリカやそれ以外の国々にとって利益となる」という発言がイエレン氏らしいバランス感覚に富んだ発言だと思います。

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