ファンダメンタルズ

アメリカの政治情勢と年末相場

今年も年末に近づき、閑散とした相場環境となってきました。

為替相場の世界としてはやはりアメリカが中心であることには変わりなく、今後もアメリカ経済・政治が中心となってきそうです。

今回は現在のアメリカの政治情勢と年末相場という観点で考察します。

警戒されるジョージア州上院議員決戦投票

アメリカの政治情勢を考える上で重要になってくるのは議会の勢力図です。

アメリカの上院(定数:100議席)は、現状では共和党が50議席、民主党が48議席となっています。

ここにジョージア州の上院議員選挙(定数2)の決選投票で共和党が1議席獲得すれば、開戦前のように多数派となりますが、2議席とも民主党が得ることになると50対50となり、議長のハリス次期米副大統領の1票により、民主党が多数派を占めるということになります。

そうすると民主党がホワイトハウスと上下院の多数派を占める「トリプル・ブルー」となります。

政治的にはトランプ減税の撤回、法人税率が21%から28%に引き上げられる計画を民主党が政策として打ち出す可能性があり、株式市場にはリスク要因となります。

もしもそうなれば為替相場も同様に動く可能性が高く、ドルに関するペアは注意が必要です。

まとめ

年末は市場として閑散としやすい時期であり、値動きとしては停滞しがちです。

そのため長期的な視点で来年の相場を考えるにはうってつけの時期だと思います。

これからもアメリカを中心とした経済の動きは変わらないと見られており、アメリカ政治は為替相場に大きな影響を与えてきそうです。

バイデン新大統領がどういった政策を打ってくるのか、中国との関係はどう対処していくのか、いわゆるアメリカの分断という問題など課題は山積しています。

それら一つ一つが為替相場に影響を与えてくるだけにトレーダーとしてもアメリカの動きはしっかりチェックしておく必要があると思います。

またドルの影響力は大きく、ドルでは無いペアにも影響を受ける可能性があるため、注意が必要です。


友だち追加

LINE登録者限定でBO勝率インジや
便利系インジ配布していきます。
またFXのインジも今後作成していく予定です。
LINE登録者には利益になるよう考えていきます!!