トルコという国は新興国への投資という意味で注目を集めています。
トルコの経済は長年堅調な成長を見せてきており、今後の経済成長も期待されています。
今回はトルコ情勢と今後のトルコ経済、通貨のトルコリラについて考察していきます。
13円割れも見えてきたトルコリラ

トルコ経済としてはトルコの7-9月期のGDP成長率は、プラス6.7%(前年比)となり、予想を上回る成長を見せています。
トルコ政府による財政出動とトルコ中銀による金融緩和、そして、トルコ国内銀行による積極的な貸し出しのおかげで景気が急回復したとみられます。
ただトルコ経済には暗い影も忍び寄っています。それは新型コロナウイルスとインフレ率の上昇です。
新型コロナウイルス対応としてはトルコ政府は再びロックダウンを始めることを発表しました。
トルコの新型コロナの状況は厳しい状況が続いており、国内感染者数は50万人を超え、死者数も1万4000人に近づいています。
実際にはもっと多いのではないかとも言われています。
インフレ率の上昇については、トルコ中銀は利上げに踏み切らざるを得なくなっています。
11月19日に行われた政策会合で、政策金利を4.75%引き上げ、15%に設定しました。2年ぶりの大幅利上げです。
これは何とかトルコリラの値下がりを食い止めたいという思惑があり、そのためには景気回復が鈍化してもよいという苦渋の決断でもあります。
これらのことからトルコリラ・円も、13.30円まで下落しておりトルコリラが売られています。
まとめ

トルコの状況から考えて、焦点はロックダウンがどこまで長引くかという点だと思います。
もしもロックダウンが長引くようならば、さらにトルコリラが売られて13円を切ってくるという展開も考えられます。
個人投資家としてはトルコリラがどこまで売られるのか、ロックダウンはどこまで続くのかやエルドアン大統領の動きなど、トルコに関しては非常に見るべきポイントが多くなりそうです。

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