日本人トレーダーの参戦も目立つドル円相場ですが、ここのところ順調な上昇を見せています。
1ドル=107円台を付けるなど上昇トレンドが続いています。
今回の上昇トレンドの要因と今後のドル円相場について考察していきます。
アメリカ長期金利の上昇が支え
ドル円相場の上昇の裏にはアメリカの長期金利の上昇が支えとなっています。
金利高を背景にドルが買われている形です。
アメリカ10年債利回りは1.5%台に迫る勢いで上昇しており、市場に波乱を投げかけています。
これに伴いインフレ期待値も上昇しており、今後5年の年間インフレ期待値を示す指標は2008年以降で初めて2.5%を上回りました。
コロナによる経済的打撃からの脱却を目指し、大規模な財政出動を行っており、金利の上昇圧力が常態化していることも大きな要因の一つです。
アメリカ政治の動きとしてはバイデン新大統領が打ち出している経済支援策がようやく議会を通過しそうな見通しです。
個人向け直接給付について、対象を絞るよう求めている民主党穏健派の要求を受け入れており、大統領としても柔軟な姿勢を見せています。
市場の注目としてはやはりアメリカ国債の金利動向です。
為替や株、さらにはコモディティや原油の動きにも影響を与える展開です。
金利高に支えられ堅調に推移しているドル円ですが、ドル高要因としては利回り上昇だけでなくアメリカへの期待感の高まりというトレーダー心理もあるように思われます。
まとめ
ドル円の上昇トレンドですが、ドル円というペア自体はそれほど急激な動きをするペアではないため、今回の上昇には非常に強いエネルギーが感じられます。
今後はどういった形で推移するのかトレーダーとしては目が離せない状況です。
ドルの高値をトレーダーがどこに置くかで決まってきそうです。
金利上昇の動きにも注目ですが、トレーダーの心理面での読みも重要な相場環境と言えそうです。

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