アメリカではトランプ支持者のアメリカ議会突入などの混乱はありましたが、バイデン新大統領への政権移行へ動き出しています。
注目されるのはバイデン新大統領の経済対策についてです。
今回はその経済対策と今後の為替相場の見通しを考察していきます。
リスク回避のドル買い強まる
バイデン次期大統領が自身の経済対策案を発表しました。
内容としては追加経済対策の規模は1.9兆ドルで、失業給付の上乗せを週300ドルから400ドルに増額し、期間を9月まで延長するほか、直接給付は600ドルにさらに1400ドルを加え、2000ドルに増額したい意向を示し、非常に「民主党色」が強い内容となっています。
これらの方針はある程度予想されていたため市場としては落ち着いたものでした。
しかしながらこの方針をそのままアメリカ議会が承認するかは疑問符が付く内容でした。
アメリカは財政の悪化という問題に直面しており、これほどの規模の財政出動を出来るかは不透明です。
為替相場としては材料出尽くし感が出ているのか、市場はポジション調整の動きが出てきています。
ドル円相場としては104円台を試す展開となりましたが、結局は103円台に戻されるという流れになりました。
やはりアメリカドルを買うというリスク回避の選択肢が優先されている印象でした。
まとめ
「アメリカの分断」という問題をバイデン新大統領が解決できるのかという点が注目されています。
トランプ大統領は共和党所属ですが、ここにきて共和党の中からもトランプ大統領の資質を疑う発言、さらには造反している動きもあります。
こういった不安定な情勢に加えて、経済政策も上手くいかなかった場合、さらにアメリカは混迷を極めるという形になってきそうです。
ただ大規模な暴動になるというようなことは考えにくく、「リスク回避のドル買い」というのが大方の見方です。
個人投資家としてこの流れにのって利益をコツコツと積み重ねるというシナリオが考えられそうです。
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