新型コロナウイルスの影響がどの程度影響しているかは市場関係者全員が気にしていることと言っても良いと思います。
特にアメリカやEU圏全体の景況感は気になるところです。
ヨーロッパ圏の景況感を表す指数としてZEW景況感指数があります。
この指標が予想外のプラスだったことに対する市場の反応と今後の展望について考えていきたいと思います。
ヨーロッパはすでにコロナの後を視野に???

4月のドイツZEW景況感指数はプラス28.2と前回3月のマイナス49.5から大幅に改善しました。
前予想はマイナス42でしたが予想外のプラスとなった印象です。
産業別では、通信やIT関連が巣ごもり需要で大幅に改善しました。
銀行や自動車、機械などの主要産業は引き続きネガティブな数字だったが、前回からは改善が見られました。
そもそもドイツZEW景況感指数とはドイツの民間調査会社であるZEW(欧州経済研究センター)が毎月1回発表するドイツの景気予測指数です。
対象はユーロ圏などの景気を対象としたものです。
調査方法としては約350人のアナリストや市場関係者などを対象にアンケート調査を行い、今後6カ月のドイツの景気見通しについて楽観的な回答の割合から悲観的な回答の割合を差し引いて算出します。
その差(指数)がプラスだと景況感が改善、マイナスだと景況感が悪化していると判断されます。

どちらかというとこの指数は決算や失業率などの実統計というよりは今の市場関係者がどう考えているかが反映される指数です。
この指数がプラスになるという事は、今後の景況感としては少なくとも悲観していないということです。
実際にユーロ/円相場はこの指数が発表になるまで、ユーロ圏の悲観から円が買われる展開でしたが、指数発表後には円高展開が一服しています。
まとめ
ユーロ圏ではアメリカのトランプ大統領のように強気の要人発言が続いています。
それによって市場関係者の心理が強気に傾いたのかもしれません。
ドル円の動きが重いだけに、個人投資家としてはユーロの方が値幅を取りやすい展開だと思います。
今後の展開予想としてはなんとなく強気に傾きつつある市場に対して、厳しい現実の統計が発表されるともう一度「ショック」が起こるという可能性も頭の片隅には必要だと感じています。

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