ファンダメンタルズ

イギリスの金融緩和の可能性

イギリスでは「合意あるEU離脱」からポンドが買われる展開が続いています。

事前の情勢では「交渉がまとまらない」といった懸念もあったため、反動で買われている状況です。

ただイギリスでは新型コロナウイルスの感染拡大が続いており以前厳しい状態ではあります。

今回はそんなイギリス情勢と金融緩和の可能性について考察していきます。

イギリスの失業率の悪化

新型コロナウイルスの感染拡大による先行きの不透明感は世界的に非常に強い状態にあります。

イギリスでは死者数は10万人を超え、ヨーロッパでは最多となっており厳しい状態が続いています。

ウイルス変異種による感染拡大が続いており、ジョンソン英首相はイングランドのロックダウン期間を延長すると発表しています。

しかし長期に及ぶロックダウンによってルール違反をする市民が多く、罰則を設けて対応しようと政府としては感染拡大防止に必死です。

9-11月英失業率(ILO方式)は5.0%と2016年半ば以降で最悪の水準となっており、イギリス経済の苦しい状態が見て取れる状況になっています。

ロックダウン処置によって今後数カ月間で失業者は一段と増える可能性が高く、イングランド銀行が更なる金融緩和に踏み切るかが注目されています。

政策金利は史上最低の0.10%に据え置かれることが見込まれていますが、見通し悪化を背景に資産購入枠(QE)を拡大する可能性が指摘されています。

沈みゆくイギリス経済にどういった政策を打てるのか注目されています。

まとめ

イギリス経済という観点では非常に厳しい状況が続いています。

EUとの合意という点でもまだまだ詰めるべき項目多く、イギリス国内も新型コロナウイルスの感染拡大で経済の落ち込みが目立ちます。

こういったことが懸念されれば再び「ポンドの投げ売り」というシナリオも残されており、個人投資家としては現状のポンドの動きには懐疑的な見方をするという戦略もアリだと思います。

もともとポンドはボラティリティの高い通貨ですが、なおさら不安定な動きとなってきそうです。


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