南アフリカでは新型コロナウイルスの変異種が発券されるなど感染拡大という意味で厳しい状況が続いています。
それに伴う経済状態の悪化によって利下げを繰り返して何とか景気を刺激しようとしています。
今回は南アフリカの情勢について考察していきます。
もう一段の緩和を望む市場心理
南アフリカでは新型コロナウイルスの感染拡大が深刻になってきており、今年に入って一日当たりの新規感染者数が2万人を超える日が続いています。
南アフリカ政府も夜間の外出禁止令を含む厳しい行動制限を課していますが、状況の改善には程遠い状況です。
ワクチンの接種開始はまだ先と見られ、状況の改善はかなり時間がかかると懸念されています。
それに伴った経済状態の悪化、財政状態の悪化が懸念材料として重くなってきています。
景気刺激策としての利下げは続けており、7月24日の会合での5会合連続利下げにより現行の3.50%まで金利の引き下げを行っています。
この水準はほぼ南アフリカのインフレ率と拮抗しており、ハニャホ南アフリカ中銀総裁は「経済成長と物価上昇のリスクが均衡している、当面利下げは予定していない」とコメントしています。
しかし市場としてもう一段の緩和に向かわざるを得ないのではとの思惑が広がっています。
そのため経済成長見通しの引き下げなどを含め今後の利下げの可能性を示唆する程度に収まる可能性は残されており、そうなった場合はランドの急落というシナリオも想定できそうです。
まとめ
南アフリカは発展途上国だけに高い経済成長が見込める国ではありますが、公衆衛生やインフラ面の弱さがダメージを深くしています。
ワクチン接種までの時間も長くかかる見込みでなかなか厳しい状況が続くと見られています。
財政面でも赤字体質であり、良い状態とは言えません。
個人投資家としては「ランド急落」というシナリオも考えつつ、そうなった際には大きな利益を得るチャンスとも言えそうです。
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