ファンダメンタルズ

ECBは楽観的な見通し広まる

ヨーロッパ圏では圧倒的なシェアをもつユーロを統括するECBの理事会が行われました。

市場の注目としてはユーロが現在行っているパンデミック対策を縮小させるテーパリングについてです、特にラガルド総裁のコメントには注目が集まっていました。

今回はそんなECB理事会とユーロの動向についてフォーカスしていきます。

ECBはバランスを取った格好

ECBはインフレと成長見通しを上方修正しながらも、現在の政策を維持する形となりました。

ヨーロッパでは新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、日常の市民生活と正常な経済活動を取り戻しつつあります。

そのため現在の金融緩和政策では、市場に対するユーロの供給量が多く、インフレになってしまうという懸念が指摘されています。

北欧各国では特に懸念が強く、テーパリングの議論に移るべきだという声も聞かれます。

しかし今回のECB理事会では現状維持のハト派が勝利を収めた模様です。

ECBはパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を範囲上限まで使用しながら、高ペースの緊急購入を継続する姿勢を強調しています。

ラガルド総裁は「インフレの動向については、昨年12月以降、明らかに改善を確認している」と述べるなどインフレ動向には注視しつつも、「出口については、いずれ討議されることになるが、現時点での討議は時期尚早だ」ともコメントしています。

これらを受けて為替相場としてはほぼ動きはありませんでした。今回のECB理事会では市場の予想通りという結果となり反応がなかった形です。

まとめECB理事会ではテーパリングの議論の必要性は認めつつも、現状では時期尚早というスタンスでした。

経済論として年率2%ぐらいのインフレは理想とも言われており、その水準であるということもその根拠となっています。

トレーダーとしてはテーパリングをテーマとしつつも、市場の予想が過熱しすぎてはいないかという認識をもってトレードに当たるべきだと思います。


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