原油、石炭、天然ガスとコロナショックからの立ち直りを見せる世界経済は、これらの資源の消費が増加していると言われ、これらの価格が上昇しています。
これらの資源価格が上昇すると恩恵を受けるのが資源国家であり、為替市場として資源国通貨に注目が集まるところです。
カナダは地理的に北米に位置し、アメリカが消費する資源を支える国でもあります。
今回はカナダドルについてフォーカスしていきます。
資源価格上昇の恩恵
世界的な景気回復による生産活動の活発化と冬季を控えた世界的なエネルギー需給逼迫を背景に原油高となっています。
アジアや欧州などで天然ガス・石炭不足が発電用の石油製品需要を押し上げていることも原油高を後押しており、イラクのアブドルジャバル石油相は来年前半に原油価格が100ドルに到達するとの見通しを示しています。
原油高という状況は産油国にはシンプルに追い風です。
カナダドルはこれらの市場の追い風を受けて上昇気流に乗るという見方が強いです。
原油高を支えに、ドル/カナダドルは6月下旬以来のカナダドル高水準となる1.22カナダドル後半までカナダドル高が進んでいます。
原油高については、アメリカのシェールオイルの生産が鈍化していることも一つの要因です。
原油価格が低下した際には、シェールオイルの生産は採算が取れないということで多くの業者が撤退したことによって生産能力が落ちています。
この回復に時間が掛かっており、原油高要因となっています。シェールオイルの生産が回復すればこの原油高のストップ要因となりそうです。
まとめ
カナダドルの動向としては原油高を背景に追い風の相場環境で、上昇目線のシナリオが有力です。
原油価格という意味ではシェールオイルの生産とOPECの動向がカギとなってきそうです。
トレーダーとしては、基本的にはカナダドルは上目線のシナリオで原油価格の動向にも注視が必要です。

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