アメリカでは原油高を受けたインフレが懸念される状況となってきました。
石油はさまざまな製品の原料であり、エネルギーという意味では生産活動に直結します。アメリカは世界一の原油消費国であり、影響は大きいです。
今回はインフレとアメリカというテーマでフォーカスしていきます。
原油上昇とテーパリング
アメリカでは原油高の影響の一つであるインフレに警戒する動きが広まっています。
グランホルム米エネルギー長官は「米国産原油の輸出禁止措置が価格抑制のための潜在的な手段、米戦略石油備蓄(SPR)の利用も検討している」と述べており、アメリカ政府の原油価格抑制政策も気になるところです。
原油価格の高騰を受けて、インフレ高進が「一時的」ではなく「持続的」となりつつある中、経済指標が気になるところです。
特に9月の個人消費支出価格指数はインフレがどの程度進行しているのか注目したいところです。
11月のFOMCでは、テーパリング開始が決定され、11月から12月にかけて着手されるのではという見方が強まっています。
FOMCに関しては、ローゼングレン米ボストン連銀総裁とカプラン米ダラス連銀総裁が倫理規定違反で辞任した後、クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長とパウエルFRB議長も、重大発表前の個人的な金融取引が発覚し、市場からの信用度が低下しています。
後任人事も注目を集めており、バイデン政権の注目ポイントの1つです。
そのほかに気になる発言として、イエレン財務長官は、為替管理を止めない中国を念頭に「貿易面での優位性を得るため人為的に通貨価値を操作する他国のいかなる試みにも反対する」と述べています。
まとめ
アメリカに関しては原油高によるインフレが最大の注目事項です。
インフレが加速となればテーパリングの早期実施が確実となります。
トレーダーとしては金融政策にはもちろん注目なのですが、個人的にはFOMCの後任人事に注目したいところです。
どういった人物が選出されるかによって金融政策の方向性やタイミングが大きく左右されそうです。

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