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EUの成り立ちとユーロ~前編~

世界第2の流通量を誇る「ユーロ」ですが、EUとユーロについて詳しく知らないという初心者の方は多いのではないでしょうか。

ユーロは現在ではヨーロッパのほとんどの地域で使用できる通貨であり、ヨーロッパ旅行などの際には非常に便利です。

今回はEUとユーロについて解説していきます。

始まりは戦争防止

ヨーロッパは歴史的に数々の戦争の主戦場であり、国際社会の表舞台でした。

古くはイギリスとフランスの100年戦争や第1次世界大戦、日本も参戦した第2次世界大戦なども悲しいですが戦争となってしまいました。

EUの始まりは、第二次大戦後の1952年、独仏伊とベネルクス3カ国の6カ国が「欧州石炭鉄鋼共同体」(ECSC)を創設したことに始まります。

目的としては、戦争を防ぎ平和をヨーロッパにもたらし続けるために、当時の軍事力の基盤であった鉄鋼と石炭を共同で管理するというものです。

提案者のシューマン仏元外相は、「ヨーロッパの連邦化の第1歩」だとし、EUに至る欧州統合の始まりとされます。

その後はヨーロッパの連合化のために、政治面や経済面での統合も重要視され、1958年に「欧州経済共同体」(EEC)などが発足し、「欧州共同体」(EC)を経て93年にEUに発展しました。これが現在のEU(欧州連合)の形です。

経済面では「ユーロ」の導入は非常に大きなイベントでした。

ユーロ導入以前は当然ですが、各国で独自の通貨を発行していました。そのため国を跨いでのビジネスの場合は、両替が必須だったのです。

1998年12月31日、当時のユーロ参加予定国のそれぞれの通貨とユーロとの為替レートが固定され、翌年の1月1日から本格運用されるに至りました。

通貨ユーロにかかわる政策はフランクフルト・アム・マインにある欧州中央銀行(ECB)が担っています。

世界第2に流通量を誇る通貨であるため、FXトレーダーにはECBの動きは注目される事項です。


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