ユーロは1999年に導入されたEU(欧州連合)で使用される通貨です。
ユーロは「ユーロ圏」と呼ばれるEU加盟の19カ国と、非EU加盟国6カ国の合計25カ国で使用されています。
ユーロ導入の目的としては通貨を統一することで、両替手数料などのコストを削減するということを意識されています。
第2の基軸通貨としての存在感
ユーロはヨーロッパ圏で圧倒的なシェアを誇る通貨であるため、アメリカのドルに続き第2の基軸通貨としての性格を持ちます。
またユーロの発行元はEUということで、EU各国での「お家事情」に巻き込まれやすい通貨でもあります。
ユーロ参加国の財政政策は各国の主権が維持されており、財政基盤の強い国・弱い国が混在する形です。
そのため一部の財政基盤が弱い国がクローズアップされると、それにつられてユーロの評価が一気に低下するという事態になります。
その解決のために財政基盤の強い国が、財政基盤の弱い国を助ける(財政支援などを行う)必要が生じることが欠点として挙げられます。
ユーロの管理を行うECB(欧州中央銀行)は各国に配慮した政策を取らなければならないため機動的に大胆な政策を打つことが難しいとされています。
しかしコロナショックにおいては団結して大胆な財政出動を行い、市場に良いインパクトを残しました。
アメリカドルとユーロの通貨ペアであるユーロ/ドルは世界で最も取引量の多い通貨ペアです。
そのため「ユーロ買いなら、米ドル売り」、または「ユーロ売りなら、米ドル買い」と表裏の関係にあります。
そのためアメリカで売りの要素が出れば、相対的にユーロが買われ、その逆もしかりという流れになりやすいです。
ヨーロッパはロシア、アラブ諸国とも地理的・経済的に深い関係があり、紛争など有事に巻き込まれやすい通貨であるという認識も必要です。
特にロシアや中東地域での紛争は気を配っておく必要があります。
トレーダーとしてはやはり第2の基軸通貨としてドルと逆の動きをしやすいという点が重要です。
その部分をしっかり意識してトレードするべき通貨です。

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