ジャクソンホール会合においてのパウエル議長の講演では金融政策の設定における新たなアプローチが示されました。
このことは市場関係者に確かなメッセージを送ったと思います。
今回はもうすぐ開催されるFOMCとパウエル議長の思惑について考察していきます。
低金利政策の長期化と為替相場

ジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長講演では低金利政策の長期化とインフレターゲットを期間平均で目指すという姿勢をアピールし上々の評価を得ました。
低金利政策のの長期化は市場としても、想定されていましたがインフレターゲットについてはより積極的にFRBが関わるという姿勢を見せられたと思います。
またインフレの下振れが続いた後に、2%をオーバーシュートする期間を容認する可能性が示唆され市場への安心感を与える結果となっています。
そのため次回のFOMCでは低金利政策の出口戦略をどこに置くかが注目を集めそうです。
正直コロナショックからの回復を優先する現段階では出口戦略を考える段階には至っていませんが、金融規制は市場に与えるインパクトが大きくどこに重きを置いているのか明確にする必要があります。
FRBとしてはアメリカの雇用の戻りが鈍く、その部分がアメリカ経済の重しとなっているという見方も強く、為替的にはユーロが買われる中でドルの巻き返しがあるのかという意味で注目が強まっています。
まとめ
アメリカの経済回復を最優先事項として動いているFRBと大統領選挙を見据えての動きが目立つアメリカ政府では現状としては方向性が一致しない部分もあり、その部分がトレーダーから評価されないという結果になっています。
EUは対コロナに対する団結した動きが鮮明で、投資家からの安心感も強いです。
為替相場としてはユーロ高をどこまでECBが許容するのかという点が注目されます。
逆に言えば弱いドルになった場合アメリカはどう動くのかという点も気になるところです。

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