アメリカ債券の利回りが上昇しインフレ懸念もささやかれる中で行われたFOMCですが、結果としてはハト派内容に終始しました。
特にパウエルFRB議長がこの結論を主導した形です。
今回はそんなFOMCの内容と今後の為替相場の行方について考察していきます。
2023年末までゼロ金利を維持
市場のトレーダーの注目としては現在のゼロ金利政策や金融緩和政策をどこまで続けるのかという点です。
そこについてはFOMC前には「インフレ懸念からそこまで継続しないのでは」という見方も少数ながらありました。
市場の利上げ期待の前倒しに対し、「2023年末までゼロ金利を維持するよ」というコンセンサスを発表しています。
市場の利上げ期待の前倒しに反した形です。
新型コロナウイルス感染拡大が収束に向かうに従い、今年のアメリカ経済成長率とインフレは大きく上昇するとの見方を示していることも印象的です。
これによりアメリカ株価さらに上向いています。アメリカ経済が世界経済を引っ張る構図は変わるとは思われません。
そのためドル円相場においてはしばらくドル高が続く公算が高まっています。
このようなある意味穏健的なハト派内容となった要因としてはやはりパンデミック後の経済というものがあまり見通せないということがあると思います。
だからこそ経済に活力を与え続けるという意味で金融緩和政策を続けることになったのだと思われます。
そうなるとアメリカへの期待感からドルが買われる展開は当然の形となりそうです。
まとめ
アメリカ経済が世界経済を引っ張るという構図は今後も続くものとみられ、その構図が続く限りドル高という圧力が強そうです。
ただ今年の後半からは相対的にアメリカ以外の地域も経済回復が見られる見通しとなっており、そうなると相対性で動く為替相場はドル高トレンドも一服となりそうです。
しかしながら新型コロナウイルスも変異種があらたな感染のトレンドとなりつつあることは懸念材料です。

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