ブレグジット移行期間終了後のイギリスとEUの関係を巡る思惑が市場の注目を集めています。
イギリスはEU離脱を決定してからのEUとの関係性は非常に冷え切った状態となっています。
そういったときに新型コロナウイルスの感染拡大で一旦の和解ムードとなりましたが、今後についてはまた不透明感が募る状況となっています。
今回はポンド市場について考察していきます。
浮き彫りになる問題点
イギリスEU交渉ラウンドを控え、イギリス側からは強気な姿勢が伝わっています。
フロストイギリス・EU担当交渉官は週末、「合意なきまま移行期間が終了することを恐れていない」と通商交渉でEU側に譲歩しない方針を強調しています。
EUも交渉停滞はイギリス側に問題があるとし、歩み寄るような雰囲気は全くない中で、合意なきまま交渉終了が現実味を帯びてきています。

もしもこのまま合意無き離脱となった場合は経済的な混乱は必至で、両者にとって不幸な結果ということになりかねません。
為替的には現状のユーロが買われる流れから、対ポンドで見た場合ユーロが売られる展開へという転換となっています。
ただ実際に合意無き離脱となった場合は、この流れになるとは限りません。
市場心理としては大きなトレンドが発生しやすくなる不安心理が増大しており、どちらの方向にその力が向くかというのはなかなか予想できません。
まとめ
イギリスのジョンソン首相はEU離脱問題を解決することが命題として誕生した政権です。
そのためイギリス国内へ向けてもEUの要求をのんだ弱気な首相とはなりたくない立場です。
どこまでEUから離脱をショックなく移行できるかという点が政治的な手腕が試される局面です。
為替相場的にはユーロに人気が集まる中で、ポンドが売られるというのがセオリー的な考え方です。
しかしEU離脱問題が長引けば、EU自身にもダメージが出るという考え方もあり逆に動くことも考えられます。
ショック的な動きには注意するべき局面だと思います。

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