ヨーロッパでは原油価格や天然ガス価格の上昇を受けてユーロ圏のインフレ率が過去最大を記録する状況となっています。
インフレが経済を圧迫する展開も考えられる状況となりつつあります。
今回はそんなヨーロッパにフォーカスしていきます。
エネルギー高はマイナス要因
ヨーロッパのエネルギー事情としてはロシアからの天然ガスのパイプラインに頼る部分が大きいのですが、ドイツ当局は、ロシアから天然ガスを直接ドイツに送るパイプライン「ノルドストリーム2」の認可を先送りしています。
というのもロシアがウクライナへ侵攻するという問題があり、もし実際に侵攻するとなれば一気に地政学的リスクに発展しそうです。
現在は世界的にエネルギーの供給不足に陥っており、燃料価格が上昇しています。
燃料価格が上昇すれば物価にダイレクトに影響し、その結果物価上昇のインフレを誘発しやすいです。
エネルギー価格の上昇による物価上昇であるため、健全な経済による成長とは言えません。
とは言え、ECBではテーパリングの一環である新型コロナ対応の債券買い入れプログラムの買い入れ規模の縮小や従来の資産購入プログラムの縮小が検討されており、どういった判断を下すのか注目したいです。
ユーロのパワーバランスとしてはやや弱まりつつあります。
特に原油価格の動向などエネルギー価格とユーロの関連には気を配りたい局面です。
まとめ
ユーロとしてはまずはインフレを気にしたい局面です。対外問題としてはノルドストリーム2の停止を含むロシア問題です。
ロシアは近年、対外的には圧力をかけるケースが多く、今回も動向が注目されます。
経済指標面では12月のユーロ圏の製造業・サービス業PMIの速報値などが注目されるところです。
トレーダーとしてはユーロのパワーバランスには注意したい局面です。
特にアメリカとのパワーバランスは市場に与える影響も大きいためしっかりと見極めたいところです。
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