ファンダメンタルズ

オミクロンリスクとオーストラリア

世界のリスク要因として新型コロナウイルスの変異株である「オミクロン株」がありますが、またもや感染爆発の危険性が指摘されています。

特にオーストラリアでは感染拡大傾向が見られており、心配されるところです。今回はそんなオーストラリアにフォーカスしていきます。

オミクロンリスク

日本でもオミクロン株に対する水際対策の重要性が報道され、新たな制限措置を導入する動きが世界的に広がる中で、オーストラリアのアプローチは極めて対照的と言えます。

コロナワクチンの接種を条件に、技能労働者の移民や留学生に対する入国制限を解除し、主要都市シドニーでは、当局が室内でのマスク着用義務を撤廃しました。

入り口でのチェックが概ね不要になり、ワクチン未接種者でも大半の場所について自由に出入り可能になっています。

ニューサウスウェールズ州が「1日当りの新規感染者数が来月末までに2万5千人に急増する可能性」を警告するなどの状況になっていますがスコット・モリソン首相は、国内のワクチン接種率が相対的に高いことを踏まえると、感染者数はもはや問題ではないと主張しています。

また制限をかけないことで「こうすることで雇用も維持できる」とも語っています。

為替相場としては感染者数の増加を受けてオーストラリアドル売りが見られましたが、生活に制限をかけないことで、経済指標が影響を受けるかは微妙になってきました。

現在の売りは市場の杞憂に終わる可能性も秘めています。

11月雇用統計では失業率が予想以上に低下し、雇用者数は大幅増となり、急回復がみられたことからオーストラリア経済自体は好調です。

まとめ

オーストラリアのコロナ感染状況は気になるものの、経済状態としては好調です。

市場としては感染状況を意識しており、買いの流れとなることは考えにくいですが経済指標が悪くならなければ一気に潮目が変わる可能性も秘めています。

トレーダーとしては経済指標の動向には気を配りたい局面です。


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