ファンダメンタルズ

EU離脱に道筋をつけたイギリス

イギリスはEU離脱という大きな問題に大きな問題を解決して市場としては安堵の声が広まっています。

いわゆる「合意なき離脱」もささやかれる中でなんとか合意にこぎつけたことで「ポンドが不当に売られていた」という印象からポンドが買われる展開となっています。

ポンド買いへの口先介入

EU離脱問題に区切りがついたとはいえ、イギリスの経済状態としては厳しいものがあります。

まずは新型コロナウイルスの感染拡大です。

イギリス政府は感染の拡大を受けて、大規模でさらに厳しいロックダウンを実行しており、経済への影響は非常に大きいものとなっています。

さらにはEU離脱の経済ダメージは半年後に出てくると言われており、ボディーブローのようにイギリス経済を痛める要因となってきそうです。

そういったことを踏まえて政府にできることは、「金融緩和」です。

そんな中でベイリーイギリス中銀総裁のマイナス金利に慎重な発言がニュースとなっています。

「マイナス金利には問題が多い」とし、マイナス金利導入へ慎重な姿勢を強調しています。

この発言によって早ければ来月のイギリス中銀金融政策委員会(MPC)で政策金利をゼロ金利に落とすという市場の期待が完全に後退した形です。

また短期金融市場では8月のゼロ金利期待が12月に後退しています。

マイナス金利期待がなくなった格好であり、ベイリーイギリス中銀総裁としても市場へしっかりとしたメッセージを発信したことになります。

これに対して市場も反応を示しており、ポンドの買い戻しが強まっています。

対ドルでは1.36ドル台を回復し、対円では142円台を一時つける場面もみられています。

まとめ

イギリスに関してはEU離脱問題は何とかクリアしましたが、新型コロナウイルスの感染拡大など苦しい局面が続きます。

しかしながらジョンソン首相はリーダーシップを発揮しており、イギリス国民の団結が見られるようならばこの難局も打開できるかもしれません。

個人投資家としての見方はまだまだリスク要素が多いですが、様子を見つつ上手くポジションを取れれば大きなリターンも狙えそうです。


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