市場関係者が固唾をのんで見守る「アメリカ4月雇用統計」が発表されました。
コロナウイルスの対応に追われ、経済への痛手がどの程度の規模になっているのか世界中が注目している中で、「アメリカ4月雇用統計」は世界経済の今を見るうえで非常に重要になっています。
今回は「アメリカ4月雇用統計」を受けて為替相場はどう反応したのか?今後の展望についても考察していきたいと思います。
コロナウイルスの傷跡は深いが、市場は織り込み済み?
「アメリカ4月雇用統計」の非農業部門雇用者数(NFP)は2050万人減、失業率は14.7%となりました。
もちろんこれは戦後最悪の数字となったものの、予想ほどは悪くなかったことが好感されています。
ただし失業率は実際にはさらに高かった可能性があるとの指摘もあります。
これは雇用統計はアンケート調査ですが、労働者が現在の状況を失業と捉えていないケースもあり、それが無ければ、失業率は20%近くに上昇していた可能性があるとの見解も出てきています。
とはいえ市場全体としては、リスク選好の雰囲気が出ていますがそれほど為替相場自体は動きがありませんでした。
現状市場としては為替相場よりも株式相場に注目が集まっており、株式相場主導の展開となっています。
これは市場の関心がコロナショック初期には国への影響を重視ていましたが、現在は個別の企業の動きや決算に移ってきています。
そのためどの通貨に関しても方向感がない動きになっています。
まとめ
今後の展開としては「個別の企業がコロナウィルスによる経済的な痛手からどう立ち直るか」に注目が集まりそうです。
また国家として「どうやって経済を立て直すビジョンを示せるか」も重視されそうです。
為替相場としては「アメリカ4月雇用統計」を乗り越えたことで、一山超えた感が出てきており安心感も漂うような市場雰囲気です。
そのため値動きとしては小幅な値動きが続くような展開が予想されます。
個人投資家としては小幅でも利確するような投資プランが効果的な展開が続きそうです。
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