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RCIの使い方と特徴

RCI(順位相関指数)は、過熱感を測り、現在の価格が割安か割高かを判断するときに使われる代表的なテクニカル指標の一つです。

RCIは「Rank Correlation Index」の頭文字をとった略語で日本語に訳すと「順位相関指数」になります。RCIは投資家の心理を指数化するという意味を持ったもので、投資家の心理状態を表す指標として根強い人気を誇ります。

RCIは100と-100の間の数値になる性質を持ち、100の場合は直近の日付になればなるほど価格が上昇してくる。

つまり、現在、上昇トレンドにある、ということになります。

逆に-100の場合は直近の日付になればなるほど価格が下落してくる。

つまり、現在、下落トレンドにある、ということになるのです。

RCIの数値が0の時はトレンドが無い状態とも考えることもできます。

例えば連日高値を追いかけるようなイケイケ相場の場合は数値は100に近づいていきます。

活用方法としては大きく2つあります。
まずはRCIの向きを見る方法です。

RCIは価格の動きに沿って上下しますので、RCIが底値圏で上がり始めたら「買い」と判断し、天井圏では、下がり始めたら「売り」と判断するというやり方です。

逆張り手法によく使われるものです。

トレンドの終焉や方向性が変わる転換点を狙い撃つやり方が合っています。

もう一つはRCIの範囲を見て判断する方法です。

RCIが底値圏で上がり始めてから、例えば-80%ラインを越えてから「買い」と判断し、天井圏では、下がり始めてから80%を下回ったら「売り」と判断するというやり方です。

買われ過ぎ、売られ過ぎを判断しどちらの力がそろそろ強まってくるのかを先読みするというものです。

これらの性質が、どちらかのトレンドが発生しているときに強い指標と言えます。

逆に相場の動きが弱い場合は小さい波を捉えるのは苦手です。

いつでも使える指標ではないのですが、局面によっては大きな力を発揮する指標です。

初心者の方にはトレンドが発生しているときにチェックする指標として覚えておくと良い思いが出来るかもしれません。


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