ファンダメンタルズ

アメリカの物価上昇

アメリカではクリスマスウィークに突入し、市場への参加者も減少する中で注目を集める経済指標としては、11月のアメリカPCE(個人消費支出)です。

アメリカ経済は金融緩和政策の効果もあり、物価が順調に上昇していると言われています。

今回はそんなアメリカ経済にフォーカスしていきます。

アメリカの早期利上げも

アメリカのインフレターゲットの対象でもあるPCEは非常に重要な指標の一つです。

10月時点で前年比5.0%、同コア前年比4.1%と、ともにターゲットの2%を倍以上上回り、1990年以来の高水準を付ける状況となっています。

同系統の指標であるアメリカ消費者物価指数(CPI)が、前年比6.8%まで上昇し、約40年ぶりの高水準に到達しています。

これらの指数から間違いなくアメリカの物価の上昇は疑いようのない事実です。

これを受けてFOMCでは11月から始まったテーパリング(資産購入の縮小)について、従来の月額150億ドルペースを倍の300億ドルに加速し、終了想定時期を2022年6月から3月に前倒しすることを決めました。

そして市場の注目を集めるのはいつ利上げを行うかです。

FOMCのメンバーによる年末時点での政策金利見通しを表すドットプロットでは、来年中3回の利上げが中央値になっており、利上げに踏み切る公算が強まっています。

FOMCでは物価と雇用が判断に与える影響が大きく、逆に言えばどちらも強いデータとなれば利上げに踏み切らない理由がなくなる事を意味します。

利上げの観測が強い状態となれば、アメリカドルが強い状態であることになるという考え方が一般的です。

早期利上げが期待される中でのドル円相場となっていく事が考えられます。

まとめ

利上げとなる一般的にはその通貨が買われることになるのですが、買われるというは他の通貨が売られるということでもあります。

特に発展途上国通貨は売られやすい環境と言えます。

トレーダーとしてはアメリカドルが買われて、何が売られるのか注目していきたいところです。


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