経済大国アメリカの雇用状態は市場関係者の注目を集めるところであります。
アメリカ経済の回復基調は確かですが、どの程度まで回復しているのかというところを気にしている形でした。
まずは雇用統計の結果から振り返っていきます。
予想以上の回復を見せるアメリカ労働市場

アメリカ雇用統計の結果としては非常に良い数字を出してきました。
非農業部門雇用者数(NFP)は国勢調査の臨時雇用が含まれているものの、137万人増と予想を上回ってきました。
また失業率としては8.4%まで急低下しています。
アメリカ労働市場の回復基調が持続していることを裏付ける内容ではあったものの、歴史的に見れば非常に高水準となっており、経済活動を再開したことを受けて雇用は増加したもののペースは鈍化しているといった指摘も出ています。
アメリカ労働市場の回復傾向が続いていることが示されたとはいえ、FRBの低金利長期化期待に変化は見られませんでした。
FRBとしても回復基調だがまだまだネガティブな見解の委員も多く、低金利政策を長期化させるほかないというのが正直なところです。
ドル円相場としては上値が重い印象です。アメリカ株式市場が引き続きIT・ハイテク株を中心に調整色を強め、ダウ平均は急落しています。
そのような中で為替相場としては方向感が見られませんでした。ドル円は106円台で水準を保っている状況です。
まとめ

アメリカ雇用統計は予想以上に良い数字でしたが、為替相場としての反応は薄い結果でした。
市場の予想としてはアメリカの雇用の回復ペースが鈍化しているとの指摘もあり、ややネガティブな印象が強いです。
まずは大きなイベントを乗り越えて、市場の注目としては為替相場よりも株式相場に注目が集まっています。
為替相場としてはドル円相場よりもユーロドル相場の方が注目度が高いです。
ユーロドルは再び大きな心理的節目である1.20ドルを試しに行くとの期待が根強いので、そのあたりを意識してトレードシナリオを考えるべきです。

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