2021年に突入し今後のドル円相場はどうなるのか考えているトレーダーの方も多いと思います。
今回は日本人トレーダーにはなじみ深い「ドル円相場」の2021年のシナリオについて考察していきます。
新型コロナウイルスの影響は続く

2021年のドル円相場としてはやはり「新型コロナウイルス」の影響が大きい相場であることは間違いなさそうです。
まずは「ワクチンの安全性が担保され、コロナ終息の見通しが立った場合」です。
この場合のシナリオはコロナ終息の見通しがたった場合、ドル円はドル高に反応しない可能性が考えられます。
実体経済の正常化、金融政策の正常化が必要となりますが、経済がコロナ以前の水準に戻るには時間がかかると予想されるためです。
FRBが現状の金融政策から転換を図るためには、インフレ率が長期的に2%を超え、失業率がコロナ禍以前の水準に低下する必要があります。
そこまでの回復は難しいと考えられます。 次に「ワクチンが無効に終わった場合」です。
このシナリオの場合は、FRBはさらなる金融緩和政策を実行する可能性が高く、そうなればシンプルにドルの流通量が大きくなるため、「ドル安円高」となるシナリオです。
日本とアメリカの金利差は縮小し、ドルが売られる可能性が高くなり1ドル=100円を下回る円高水準も見えてきそうです。
最後に「ファンダメンタルズに大きな変化が見られない場合」です。 つまりは現状のままという形です。
個人的にはこのシナリオが一番可能性としては高そうです。
この場合では今年と同じくドルが買われる要素が少ないため、ジワジワとドル円は円高傾向に進むと考えられます。
まとめ
2020年は新型コロナウイルスの流行という世界的なリスクが蔓延した年でした。
このリスクに対して世界は、もっと言えば人類はどう対応したのかということが後年でも語られるような年でした。
2021年は今まで以上に為替相場の世界では、世界的なニュースや経済統計に注目するべき年になりそうです。
ある意味これまでの考え方や経験則が通用しない相場環境であるとも言えるからです。
トレーダーとしての見方、スキルがこれまで以上に問われてきそうです。

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