ファンダメンタルズ

アメリカと同様に中国関係がカギとなるオーストラリア

アメリカと中国の対立によるドル売りの流れが非常に強くなってきている為替相場ですが、同様に中国との関係がポイントとなってくるのはオーストラリアです。

オーストラリアは資源国家で、産出される資源を中国に輸出することで経済を回してきた側面もあります。

今回はオーストラリアドルの展望について考察していきます。

中国関係はさらに険悪になりオーストラリアドルのマイナス要因に・・・

オーストラリアドルを取り巻く環境としては非常に厳しいものになりつつあります。

要因の1つとしてはオーストラリアと中国との関係が悪化していることです。

ポンペオ米国務長官が訪英時に5EYES(米、英、加、豪、NZによるサイバー攻撃などに関する情報共有の同盟)で未来のテクノロジーを先導することを話し合ったと報道されており、これは中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)の排除への動きが意識されているようです。

また南シナ海を巡る中国の広範な領有権主張は「国際法のもとでは無効」と指摘したことも中国を刺激しています。

このようにオーストラリアの反中国の動きは続いており、経済に対する悪影響を心配する声が高まっています。

また新型コロナウイルスの感染拡大もリスク要因で、ビクトリア州中心のウイルス感染拡大が続いています。

これらの要因によりオーストラリアドルが買われるという展開は想像しにくいのが正直なところです。

ただし株価の上昇により一時的に買われる局面があったとしても、長続きするとはあまり思えません。

基本的にはオーストラリアドル売りのスタンスの市場となっていきそうです。

まとめ

オーストラリアドルに関しては中国問題が一番大きなネックとなっています。

そのためこの問題に道筋がつかないとオーストラリアドルが買い戻されるということはあまり考えられません。

個人投資家としては上値は重いと見ての動きを考えるべき局面です。また同じ対中国関係の問題を抱えるアメリカの動きも連動してきそうです。

そのあたりのケアも必要だと思います。


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