相場というものは実情と時にかけ離れるものではあります。
南アフリカの発行するランド相場は堅調な流れが続いていますが、南アフリカの国内情勢としては厳しいものがあります。
今回は南アフリカの国内事情とランド相場についてフォーカスしていきます。
コモディティ価格は上昇も厳しい国内事情

南アフリカは資源国家として名高い国です。
特に金やプラチナなどの貴金属の産出国として知られています。
昨今のアフターコロナを見据えたコモディティ価格の上昇はダイレクトに資源国家の利益となります。
ただ南アフリカの国内事情としては厳しい状況が続いています。
ウイルス感染第3波の影響で、ロックダウンの規制水準がレベル1から2へ引き上げられました。
これに輪をかけるように、失業率は計測史上最悪の結果となっています。
特に若年層の失業率が高く63.2%まで上昇しています。

ここまで失業率が上昇してしまうと国家としての安定度が低下し、様々なリスクが考えられる状態になりつつあります。
このように失業率が高い状態だと経済状態が良いわけではなく、注目ポイントとしてはどこで経済が上向くポイントになるのかということです。
市場としてはアフターコロナへの期待感やコモディティ価格の上昇など南アフリカの浮上要素として捉えています。
しかしながら南アフリカの国内事情を無視していいというものではありません。
だからこそ南アフリカの為替相場には違和感を感じるトレーダーも多い状況です。
まとめ
南アフリカは資源国家としてアフターコロナの経済回復の恩恵を受けられる状況にはありますが、市場としてそのことを過大評価していると思われる状況となっています。
もちろんこのままランドが上昇し続けるという可能性もありますが、期待感が失望感にかわるのは相場の常ではあります。
トレーダーとしてはランド上昇の潮目が大きく変わる可能性もあるため、そこの部分を捉えたトレードが重要になってくると思います。

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