ここのところ堅調な動きを見せているのは南アフリカが発行するランドです。
チャート的には上昇気配を見せており、今後も堅調な動きを期待したいところですがリスク要因もちらほらと見受けられます。
今回はそんな南アフリカ情勢にフォーカスしていきます。
付きまとう南アフリカ財政問題
南アフリカの経済状態としては回復基調を見せています。
消費者物価指数や生産者物価指数が市場予想を上回る結果を出してきており、南アフリカ中央銀行もこれらを根拠に利上げに踏み切るかもしれないという観測も出てきています。
またアメリカのバイデン政権が「親南アフリカ」のスタンスを取っており、南アフリカのサポート要因として強く意識されています。
ただ国内的には不安材料もあることは事実です。
まずは南アフリカ政府と公務員の労働組合の賃金交渉です。
政府は昨年に引き続き賃上げを行わない方針ですが、国内のインフレが見受けられる中での賃上げゼロとなると労働組合側が反発する恐れがあります。

2年連続の賃上げゼロでは労働組合は納得せずストライキの可能性を示唆しており、ストライキとなれば市民生活への影響は必至です。
次に格付け会社ムーディーズが南アフリカ国債の格付け見直しを発表することです。
南アフリカの財政問題は常に指摘される項目です。
財政としては少しずつではあるものの、改善の基調が見えることから格付けを下げられることは考えにくいですが、頭の片隅には入れておくべき情報です。
まとめ
南アフリカ経済はアメリカという後ろ盾を得てポジティブな要素が考えられる状況です。
FXトレーダーとしては対外的にはポジティブではあるものの、国内の公務員の賃金問題などの南アフリカの国内問題に注視しなければならない状況です。
さらに言えば資源価格の動きも南アフリカ経済を左右する大きな要因であり、特にプラチナの取引価格には気を配りたい局面です。

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