雇用状態は世界中で経済の状態を見るための重要な指標となっています。
特にアフターコロナが意識される局面において、どういった状態に経済があるのか市場は気にしています。
今回はオーストラリアの経済状態を雇用に注目して解説していきます。
注目集まるオーストラリア雇用統計
世界的なアフターコロナの経済回復はオセアニア地域にもやってきています。
オーストラリアも積極的な金融緩和政策を行っており、それによって景気刺激となっています。

ケントRBA総裁補佐が講演で「インフレ率が目標範囲内で持続的に推移するのは早くても2024年」、「完全雇用まで景気が回復し、インフレ率が目標範囲で推移するまで緩和策は維持される」などと発言しており一定期間の金融緩和政策の継続する見通しであることが強調されました。
そんな中で注目が集まるのがオーストラリアの雇用統計です。
4月は失業率が低下し、新規雇用者数は増加予想に反して減少となったが、常勤雇用が上昇したことを考えると総じて好結果と捉えられる内容でした。
5月はジョブキーパー制度が廃止になってどの程度雇用に影響しているのかを見極める意味で注目を集めそうです。
もし今回の結果が良かった場合は7月に予定されているRBA理事会での債券買い入れ延長の判断にも影響を与えることも考えられそうです。
オーストラリアドルは方向感がない値動きが続いていますが、雇用統計のような影響力が強い経済指標が方向感を決定することも考えられるため注目したい局面です。
まとめ
オーストラリアにとって雇用状態が良いことは素直に追い風と捉えて良さそうです。
オーストラリアは世界有数の資源国家であり、アフターコロナで生産活動が拡大すれば、資源の供給地として注目を集めそうです。
個人トレーダーとしては中国とオーストラリアの関係性は気になるものの、基本的には経済状態はポジティブという捉え方が出来そうです。
為替相場には現在方向感はありませんが、トレンド形成には注目したいところです。

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