ファンダメンタルズ

オーストラリアと中国の関係性

オーストラリアと中国の関係性悪化が懸念される状況になりつつあります。

今回はオーストラリアと中国の関係性について深堀りしていきます。

オーストラリアドルの動きとしては年末へ向けて流動性は低下してくると思いますが、今後の動きのヒントになればと思います。

オーストラリアと中国は最大のパートナー

中国は豪州にとって最大の貿易パートナーであることには変わりはありません。

例えば10月の貿易統計を見ても豪州から中国への輸出は前月比で7%上昇し126億9600万ドルとなっています。

2位の日本に対しての輸出が33億2200万ドルということを考えると、文字通り桁違いの金額になっています。

そのためオーストラリアでは長年「今後の経済成長には中国マネーの流入が必要」という見方が常識になっていたが、政治の世界ではそうとも言えないようです。

特に新型コロナウイルスの対応については激しく中国を非難しています。

モリソン首相のコメントとして「ウイルスの発生源は中国・武漢だということは誰でも知っている」と発言しています。

新型コロナウイルスの発生源などを調べる、独立した調査の必要性を主張し、情報公開に消極的だった中国などへの不信感をにじませました。

ここから経済的な軋轢となり、中国がオーストラリア除外シフトを強めています。例えば中国がオーストラリアのクイーンズランド州の食肉輸入を新たな制裁リストに加え、ワインについても一時的な反補助金の相殺関税措置を課すなどです。

こういった動きは確実にオーストラリア経済には悪影響を与えてくるでしょう。

現状為替相場の動きとしてオーストラリアドル・円のペアではやや円が売られる動きとなってきています。

まとめ

オーストラリア経済を見る上ではやはり中国との関係性がカギとなってきそうです。

オーストラリア内での「中国への不信感」を払拭できない限り、打開することはなかなか難しいのかなと個人的には思っています。

そうなると中国リスクというものは潜在的に中長期的な不安要素として有り続けるというシナリオも十分考えられそうです。


友だち追加

LINE登録者限定でBO勝率インジや
便利系インジ配布していきます。
またFXのインジも今後作成していく予定です。
LINE登録者には利益になるよう考えていきます!!