南アフリカでは新型コロナウイルス対応に追われているというのが正直な状況です。
しかしながら経済指標としては7-9月期の国内総生産(GDP)は市場予想を上回ってくるなど、予想よりは良い状態を何とかキープしていると言えます。
パンデミック前に戻るまでは長い道のり
南アフリカ国内における新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。
東ケープ州最大の都市であるネルソンマンデラ・ベイがウイルスのホットスポットと認められ、ロックダウンが再開されています。
こういったことから10-12月期のGDP成長率がマイナス予想となっていることもあり、南アフリカに関してはネガティブなニュースが多くなってきています。
中央銀行は2020年の実質国内総生産(GDP)成長率がマイナス8%を下回る可能性があるとみています。
南アフリカのラマポーザ大統領はエネルギー、通信、港などのインフラ建設を加速し、今後4年間で1兆ランドの民間投資を集める考えも示しています。
しかし現状は前途多難と言わざるを得ません。
まずは足元の新型コロナウイルスの抑え込みに苦労しており、その影響でさらに経済が悪化するという悪循環の中にあります。
次にムーディーズやフィッチによる相次ぐ格下げリスクです。
これは単純に南アフリカ政府の財政悪化問題です。
新型コロナウイルス対応で支出が多くなり、税収が減ることも考えられます。
しかしながらここ最近はネガティブな材料には反応が薄いことを考えると、案外動かないということも考えられます。
まとめ
南アフリカのランドの推移としてはランド・円のペアではジリジリとランドが買われる展開が続いています。
「地合いの強さ」を印象付けるチャート形状となっております。
この要因としては予想よりは経済指標が良かったことが、南アフリカに対する楽観的な見方となっているのではと思われます。
ただ冷静に考えるとそれほど南アフリカの経済的な展望が明るいとは思えません。
何かの拍子に潮目が変わることも十分あり得ると思います。

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