日本銀行はコロナウイルス対応に追われる世界経済へ対抗策として、さらなる金融緩和を発表しました。
これまでも政策金利などでかなり積極的な政策を打ってきていた日本銀行ですが、ついに切れるカードが無くなってきた印象です。
今回の金融緩和策の紹介とそれによってどのような変化が考えられるのか考察していきたいと思います。
金融緩和策もそろそろ限界か?

今回の金融緩和策としては無制限の国債買い入れと、CP・社債を、合計20兆円を上限に買い入れることの2点です。
これらの政策は結果として市場に流れる円の量を多くして、景気を底支えしようとしたい思惑です。
国債買い入れについては、債券市場の流動性低下に加え、政府の緊急経済対策により国債発行が増加することを踏まえ、「債券市場の安定を維持し、イールドカーブ全体を低位で安定させる観点から、当面、長期国債、短期国債ともに、さらに積極的な買い入れを行う」としている。

CPと社債の買い入れについては、前回会合で決定した追加の買い入れ枠を各1兆円から各7.5兆円に大幅に拡大し、合計20兆円の残高を上限に買い入れを実施する。
同時に発行体ごとの買い入れ限度を大幅に緩和するほか、買い入れ対象とする社債などの残存期間を5年まで延長するとしています。
日銀の金融政策としても打てる手が無くなってきた印象で、市場に与えた影響も限定的でした。
ドル円チャートでもほぼ変化なく推移しており、日本主導というよりは完全にアメリカ主導の相場環境になってきた印象です。
まとめ

現在ドル円は値動きが重い展開が続いています。
今回の日銀の金融政策決定会合がいわば予定調和のような形で終わってしまった印象が強く、ますますアメリカ主導の流れになっていきそうです。
ドル円相場で注目すべきイベントとしてはFOMCに絞られたような形です。
世界的には経済再開への動きが出てきており、その動きに対してFOMCがどのような反応示すのか注目すべきポイントだと思います。
ドル円は値動きが激しくなるとしたらそのタイミングで動く公算が高いです。

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