カナダは地理的に北米大陸にあり、アメリカの北に広大な国土を誇る国です。
アメリカの生産活動を支える資源地帯として存在感を示してきた国です。
アメリカがFOMCでテーパリングへ向けて前向きな姿勢を示したことでカナダにとっては金利差というものが壁になってきそうです。
今回はそんなカナダの経済状態と今後についてフォーカスしていきます。
資源国家として存在感を示すも金利差が課題
為替の世界では基本的に、金利が高ければ高いほどリターンが大きくなるため、その通貨が人気となるという傾向があります。
金利が高いということはそれだけ外貨が集まりやすいという状態であることを示します。
アメリカがテーパリングに前向きな姿勢を見せたことで、アメリカの金利正常化への道のりが明確となり、セオリーで言えばカナダドルの上値は抑えられる形となりそうです。

ただし、それだけアメリカ経済が力強い回復をみせるであろうという自身の裏返しでもあるため、アメリカの資源供給国として筆頭のカナダとしては一概に向かい風とは言えない状況です。
為替動向としては金利差によるカナダ売りも考えられますが、エネルギー需要への期待を背景に当面は原油相場の堅調地合いが維持されるとの見方や、最近の指標が加経済の順調な回復を裏付ける内容となっていることなどが下支えとなるという見方も強く、一時的な下落にとどまるという考え方が一般的です。対円では金利差が無い分、上値を狙える状況にあるとも言えます。
まとめ
カナダは豊富な資源を誇る国であり、アフターコロナによって生産活動が軌道に乗れば、資源供給国として存在感を増すことが考えられます。
またお隣さんのアメリカの景気回復の恩恵を最も受ける国とも考えられ、そういった意味では環境が整いつつあります。
トレーダーとしては金利差という現実的な部分と、アフターコロナの期待感のバランスが重要な局面と言えそうです。

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