カナダは地理的関係から経済的にはアメリカとの結びつきが深く、カナダ単体で見れば原油や森林資源に恵まれた資源国家です。
ただカナダも新型コロナウイルスの感染拡大という課題抱えていますが、感染者数の伸びとしてはピークアウトしてきた印象もあります。
今回はカナダの経済状態と今後のカナダドルの動きについて考察していきます。
条件は整いつつあるカナダ
カナダと言えばやはりアメリカとの関係と資源価格が経済を動かすファクターとなってきます。
まずは資源価格については、原油相場の堅調な動きを見せていることは良い材料です。
原油価格は2021年になってから堅調に上昇を続けており、単純に世界的に経済活動が活発になり、原油需要が伸びる、または伸びるのではないかという投機の動きから上昇しています。
その恩恵にカナダも預かることが出来そうな状況です。
これによって積極的にカナダドルを買い支える動きも起きています。
つぎにアメリカ経済との関連性ですが、アメリカはバイデン氏が新大統領となりご祝儀的な相場環境になっています。
またバイデン氏は協調を優先するため、トランプ氏よりも柔軟に貿易交渉を行える余地を持っており、そういった意味からもカナダ経済が活発になるのではないかという見方が広まっています。
ただ足元のカナダの雇用統計の数字は悪く、失業率は9.4%と事前予想8.9%を上回る結果になりました。
しかしながらカナダの周囲の環境を考えれば、買い支えの動きもあり下落は小幅となりました。
まとめ
カナダは資源国家ということもあり、資源価格に大きく左右される側面が強いです。
それだけに世界経済が上向けば、資源の消費量も増え、資源価格も上昇するというわかりやすいシナリオで上昇してくることも考えやすい通貨です。
特にアメリカでの経済活動が強くなれば地理的に近いカナダは非常に有利です。
政治的にもアメリカには近いスタンスを歴代政権がとってきており、政治対立というリスクも考えにくいです。
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