ここのところの相場の動きとしては、株高とアメリカドル高の両面の動きが続いています。
アメリカではコロナ感染拡大がひとまずピークアウトの気配を見せ始めている中、ワクチン接種とバイデン大統領の追加経済対策への期待でドルが買われている形です。
しかし市場では別の見方も出てきています。今回はそこにフォーカスして為替相場の動きをフォーカスしていきます。
ショートポジションの積み上がり

FXでは買いポジションを「ロング」、売りポジションを「ショート」と言ったりしますが、報道によると、直近まで主要外貨に対するアメリカドルのネットショートポジションが20年ぶりの高い水準に達したとされています。
つまりはアメリカドルの上値圧力となる構造です。
相場におけるトレンドは、結局のところロング筋とショート筋の力関係やバランス構造によって形成されるので、この考え方で行けばこのまま「ドル高」というのは考えにくいです。
また経済構造としても105円を想定為替レートに設定している日本の輸出企業も多く、105円台での売り圧力も強いといえます。
ドル円相場に関していえば3月は日本企業にとって決算時期であり、ドルを円へという動きが強い磁場でもあります。
そのためじりじりとアメリカドルは下値を切り上げる動きも考えられます。
ただ政治的にはバイデン政権が為替レートの安定目的に何らかの手段を打ってくることも考えられるため、政治的な動きにも注目したい局面です。
まとめ
ドル円チャートの動きとしてはドルが買われていることが見受けられますが、この動きの終焉も案外近いのかもしれません。
一般にショートポジションが決済される時には「売りが売りを呼ぶ」という現象になりやすく、緩やかな動きとはなりません。
個人投資家としてはロングの場合は利益確定、もしくはショート戦略も検討したいところではあります。
近いうちに為替トレンドの転換点が訪れるという考え方が妥当かもしれません。

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