イングランド銀行(BOE)は景気刺激策として、更なる金融緩和政策、中でもマイナス金利導入がなされるのではないかという思惑が市場全体に広まっていました。
しかし先日の会合で金融政策を予想通り据え置き、さらにマイナス金利導入には少なくとも半年の準備期間が必要との認識を示しました。
そのため市場のマイナス金利導入への熱量は大きく減退しました。
今後のポンド市場について考察していきます。
マイナス金利の効果に疑問符をつけるイングランド銀行

マイナス金利導入については少なくとも準備期間が6カ月は必要との認識を示し、BOEがすぐにマイナス金利を導入するとの見方は後退しました。
表現としては「将来的に必要であればマイナス金利を導入するための用意がある」というものにとどまっており、あくまでも選択肢の一つであるというアナウンスを強めています。
イギリスの経済については、コロナ感染拡大をコントロールできている状態とは言えません。
さらにEU離脱によってその後の経済先行きへの不安感が強くなっており、ポンド上昇を抑える要因となってきそうです。
イングランド銀行も景気悪化という見通しを示しており、21年の予想成長率を昨年11月時点の7.25%から5%に引き下げ行っています。

明るい材料としてはヨーロッパの中ではコロナワクチンの接種が順調に進んでいる点です。
ワクチン接種者数が1000万人を突破し、国民の15%となります。
まとめ
イギリス経済の今後、さらにはポンドの今後を考える中ではやはり新型コロナウイルスの感染拡大のコントロールが最大のファクターです。
景気回復基調が見えてくれば、ポンド上昇というシナリオもありますし、逆に予想以上の経済指標の悪化によってショック的に売られる可能性も秘めています。
ポンドはボラティリティの大きな通貨ではありますが、さらにその性格が強い通貨となってきそうです。
短期トレードを考える上では、主役の通貨になるかもしれません。

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