世界経済における中国の存在感は増大し続けており、中国企業の存在感も強まっています。
今回話題にあがっているのが、「中国恒大」です。
中国恒大集団は中国の巨大不動産デベロッパーで、報道としてはデフォルトの危機にあるとされます。
これが中国版のリーマンショックとなるのではという懸念が広がっており、今回は中国恒大集団についてフォーカスしていきます。
デフォルト危機
中国恒大集団は住宅、マンションを中心とする不動産デベロッパーで、中国の不動産最大手の一角で大都市プロジェクトなどを担ってきました。
少ない資本で借金を膨らませる高レバレッジと自転車操業状態を前提とした急激な業容拡大が注目されてきました。
2021年6月末で有利子負債残高は5718億人民元で日本円約9.8兆円とされます。

中国当局は、不動産開発大手の中国恒大集団が20日に予定されている銀行からの借り入れの利息支払いを「履行できない」と主要債権銀行に伝え、ついに多額の債務の焦げ付きが発生しているようです。
アメリカのリーマンブラザーズの破綻も同様の原理であり、多額の債務の焦げ付きが問題となりました。
巨大企業が債務超過に陥り、デフォルトとなると経済社会に与える影響も甚大です。
巨大企業と取引のある無数の中小企業が影響を受け、その影響は加速度的に広まることも考えられます。
中国は現在、世界経済の一翼であり、中国経済がこの件で混乱となれば世界経済に影響が広まることは否定できません。
全世界的なリスクオフムードとなれば為替相場としては日本円が買われる展開が予想されます。
リスクオフ通貨として日本円は有力であり、円買い外貨売りという展開は予想しておかなければなりません。
まとめ
中国経済は近年急拡大を続けており、その原動力にはこういった中国の巨大企業の力があります。
こういった巨大企業が機能不全を起こせば、中国経済に混乱が広まりひいては世界経済が打撃を受ける可能性だってあります。
トレーダーとしてはこの件がどこまで大きなお話となるのか注視する必要がありそうです。

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