ファンダメンタルズ

オーストラリア中銀の声明

世界的な景気拡大局面で注目を集めるのは資源輸出国です。

特にオーストラリアは石炭や鉄鉱石の輸出が盛んな国です。

オーストラリアは資源国としてのイメージが強く、為替相場としても資源が注目される局面ではまず注目される国でもあります。

今回はそんなオーストラリアの為替を統括するオーストラリア中銀の声明についてフォーカスしていきます。

注目された金利政策

オーストラリア中央銀行は2021年11月2日の理事会で、政策金利を過去最低の0.1%に据え置くと決定しました。

さらに国債と州債の購入についても少なくとも2022年2月半ばまで継続するとの方針を維持しました。

オーストラリア経済の足元としては7-9月期の消費者物価指数(CPI)は前年比で3.0%と前月から減速しましたがインフレ目標の観点からは高い水準と言えます。

また失業率が4.6%と低水準を維持し雇用市場も回復傾向となっています。

オーストラリア経済としてはデルタ変異株による新型コロナの感染拡大による中断から回復フェイズという面が明確になってきています。

オーストラリア中銀としてはハト派的なスタンスが強調されたものとなりました。

急激な変動を伴う金融政策を避けたイメージとなりました。

この考え方には資源価格の上昇が今後見込まれ、その段階になってから金融引き締めに動いたとしても遅くはないという考えがあるとも言えます。

ロウ総裁は会見で利上げの時期は24年かもしれないし、23年かもしれない、と煙に巻いた表現をしました。

これはコロナの影響が再拡大する可能性も排除できず、動けないという可能性も秘めています。

まとめ

オーストラリアの金融政策としてはとにかく据え置きが目立った印象です。

これはオーストラリア経済が資源輸出に依存していることも大きな要因です。

というのも資源の輸出先の経済状態によって左右されるためです。

トレーダーとしてはオーストラリアの経済指標に関しては注目が必要な展開が続きそうです。


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