ファンダメンタルズ

指標の面では堅調な回復を見せる中国経済

新型コロナウイルスの感染拡大からの経済回復はどの国の市場関係者も注目しているところです。

特にGDP世界第2位にまで躍進した中国の動きというものも気になるところです。

今回は中国経済の状態と為替相場について考察していきたいと思います。

数字の上では堅調な中国経済

中国経済の状態を測るものとして発表された官民の中国製造業購買者担当指数(PMI)や財新中国サービス業PMIなどは中国経済の強さを誇るものとなりました。

中国は新型コロナウイルスの最初の爆心地となりましたが、かなり厳格なロックダウンを行いその成果は少なくとも感染症対策としては出てきています。

それだけに我慢した分、消費したいという国民感情が中国国内のサービス業を中心に躍進していることが見て取れます。

そのため中国国内の内需拡大という風に取ることもできます。

アメリカとの貿易問題や香港をめぐる外交摩擦が拡大するため、国際社会との協調としては厳しい局面ですが、今の中国なら大英帝国ではないですが「栄光ある孤立」戦略をとる可能性もあります。

中国経済が好調であれば、良い影響が波及してきそうなのはオーストラリアです。

さらにオーストラリアと関係性が深いニュージーランドです。

またアメリカドルについても現在はリスクオフのドル高マインドが強い状況ですが、中国経済の堅調さから世界経済は上向き判断でリスクオンでドル安になるというシナリオも浮上してきています。

ただ中国経済の指標の信憑性が疑われている現状もあり、市場判断としては静観するということも考えられます。

まとめ

新型コロナウイルスの最初の感染地域として国際情勢では厳しい立場に立たされている中国ですが、経済状態としては指標が信用できるのであれば最初に立ち直りを見せる国となりつつあります。

中国の台頭を嫌うアメリカのトランプ大統領がさらに厳しい態度で外交攻勢をかけてくることも考えられるため政治的動きも個人投資家としては重要な局面です。


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