ファンダメンタルズ

混迷続くイギリスとマイナス金利導入

為替市場の注目としてはEU離脱問題を抱え、ボラティリティの上昇がみられるポンド市場に集まっています。

イギリスはEU離脱とコロナショックによる経済低迷の打破と課題が山積している状況です。

だからこそ為替相場としては大きな動きが期待でき、トレーダーの注目を集めています。今回はイギリスポンドについて考察していきます。

EUとの合意は難しい雲行き・・・

イギリス政府の動きとしては「国内市場法」を議会に提出しています。

この法律は年末までの移行期間を終えてEUの単一市場と経済通貨同盟を離脱した後について、イギリス国内のモノとサービスの自由な流通を確保するというものです。

これだけ見ると問題ないように見えますが、陸続きの国境を持つ北アイルランドとアイルランドの間が今回の場合問題になります。

イギリスとEUが同意した離脱協定では、北アイルランドとアイルランドの間での厳格な国境検査を避けるための議定書が含まれていました。

しかし今回の国内市場法案ではこの議定書の一部を反故にする権利をイギリス政府に与えるものとなっています。

そのため更なるイギリスとEUの関係悪化の材料となるのではないかと見られています。

国内的要因としては「マイナス金利導入政策」があります。どのように効果的に導入できるのかを検討する計画を示し、市場のサプライズになっています。

イギリスの離脱が経済にダメージを与えることが確実視される中、すこしでもイギリス経済を上向かせるための苦肉策感が強いです。

とはいえそれだけイギリス政府の本気度は伝わる内容でした。

まとめ

今後のポンドの展望としては、EU離脱問題が大きなカギを握っています。

現状ではイギリスとEUの隔たりも大きくなかなか合意とはならなそうな状況です。

貿易面で合意がなされない場合イギリス経済与えるダメージは大きく、ポンド市場も非常に不安定なものとなってきそうです。

個人投資家としてはポンドを取り扱う際には、短期でトレードを終了させるようなトレードシナリオを持つことが大切です。

ただ逆に言えば、短期で大きな利益を得るチャンスでもあるので注目したいところです。


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