EU圏のアフターコロナの動きを加速させるべく、動き続けていたEUですがついに合意にまでこぎつけました。
EU加盟国の中にはこの基金に対して反対の立場を取る国もありましたが、ドイツなどの積極介入派が押し切った格好です。
経済の再建へ向けての大きな一歩を印象付けたユーロの今後の展開について考察していきたいと思います。
ヨーロッパ経済回復への確かな好材料
今回の合意については当初の予定よりもやや減額されましたが、十分市場へのインパクトを残す結果となりました。
EUは結束して危機からの回復へ舵を切るというメッセージを明確に市場に発信することに成功しました。
ヨーロッパ経済が回復することで大西洋圏の経済、ひいては世界経済に対してもポジティブなニュースとなります。
ただし今回の合意は為替相場としては織り込み済みで、復興基金構想が報じられてからずっと期待を膨らませてきただけに「上げで落とす」的な決着には調整が促される可能性も考えられます。
期待が高まり続けていた状況で、市場に対しては安心感をもたらしましたが、それによって反応したとまでは言えない状況です。
とは言えポジティブなニュースには間違いないためジワジワと上がっていくという展開も期待したいところです。
今後についてはこの合意による景気回復によってリスクオン展開となるのか注目されます。
まとめ
今回の合意によって基本的には明るい一歩と言えますが、中国との摩擦問題やEU加盟国による立場の違いによる対立などネガティブな要素も十分抱えているヨーロッパです。
また地政学的に近いイギリスの動向にも影響を受けそうです。個人投資家としてはユーロへの注目度の上昇という部分では注目していきたいです。
ユーロ基金によってヨーロッパ経済の指標が回復してくるような展開になれば、為替相場もより鋭敏に動いてくることも考えられます。
そのため今後は経済指標や雇用統計には注目し、相場の流れに合わせていきたいところです。

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