世界中の金融関係者が注目するFOMCが行われました。
特にパウエル議長の発言が注目されていました。今回はFOMCを通過した為替相場について考察していきます。
ゼロ金利据え置き政策を強調

FOMCで注目されたのは政策金利についてですが、FOMCメンバーの金利見通しでは2023年までのゼロ金利据え置きが示されました。
パウエルFRB議長が会見で「予想よりも早い回復が持続するかどうかはわからない」と述べており、今後景気見通しについてはやや不安を覗かせる場面もありました。
政策指針の枠組み見直しについても言及がほぼ無かったことも印象的でした。
とはいえ市場としてはゼロ金利政策の長期化という予定通りの発表がされたことでひとまずの安心感を得る形となりました。
FOMCを受けての為替相場の動きですが、ドル円で見ればドルショートが積み上がっている状態でありドルの買い戻しを強めています。
円高の動きもあって序盤は心理的節目の105円を割り込み、104.80円近辺まで下落しています。

105円を割り込むと輸入企業やオプション絡みの買いも観測され、それ以上下押しする動きまでは見られない中、FOMCを受けてドルの買い戻しが強まり、ドル円は105円ちょうど付近まで戻しています。
今後についてはアメリカの経済状態が大きなポイントとなってきそうな相場環境です。
またドル円相場で言えば、日本側の菅新総理のかじ取りや経済政策、金融政策によっては相場環境に大きく影響を及ぼしてきそうです。
まとめ
今回のFOMCは予定通りというか、大きなサプライズはない内容でした。
ジャクソンホールでの会合からパウエル議長の踏み込んだ発言を期待する声もありましたが、市場の安定を狙ったFOMCとなります。
市場としては無難にFOMCを通過したため、ポジションを持ちやすい環境になったことは確かです。
ジリジリと円高が進んでいるトレンドで、ここからどういった動きになるのかという点ではやや予想がばらけるところです。

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