第2次世界大戦後、世界のトップという地位を盤石なものとしたのは「アメリカ」です。
アメリカの動きが世界経済の動きとなっている状況は2020年の現在でも変わりありません。
アメリカが発行する通貨「ドル」は世界の基軸通貨として世界中で取引されています。
ドルの管理と運用を行うのがFOMC(連邦公開市場委員会)です。今回はそんなFOMCの役割と意義について解説していきます。
為替相場に絶大な影響力を誇るFOMC
FOMCはアメリカの金融政策の根幹である金利政策などを決定する最高意思決定機関です。
定期的に約6週間ごと年8回開催され、必要に応じて随時開催されます。
総裁・副総裁を含む最大7名の常任理事で行われます。 FXとして考えた際にまず注目するべきは「政策金利」です。
FXは為替相場に投資を行うものであり、金利政策とは密接な関係があります。
FOMCの役割としては簡単に言えば、アメリカの経済状態を見極め、金利政策を決定するというものです。
もちろん金利政策だけでなく、国債買い入れなどの量的緩和政策なども策定されます。
歴史を振り返るとFOMCで大きく相場が動いた時としては、2013年の5月の「バーナンキ・ショック」です。
バーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長が、国債など資産買い入れ(量的緩和政策)を縮小することについて言及したものです。
言及の内容としては量的緩和政策を徐々に縮小していくといったものでしたが、市場の反応として大きく、為替相場としてはリスクオフとして新興国通貨が大きく売られ込みました。
このようにアメリカの金融政策が新興国経済に大きな影響を与えるという一見不思議な現象となってしまったのです。
このようなことからもFOMCはトレーダーの間で非常に注目される会合となったのです。
近年ではFOMCの影響力を考慮して、市場へのガイダンスに力を入れており急激な相場の変動を抑えようとする意図も見られます。
とは言え踏み込んだ内容が公表されれば、一気に相場が動くことは間違いありません。
そのためトレーダーの間では「FOMCの通過待ち」といった市場心理も強くなってきています。

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