イギリスのEU離脱交渉は佳境を迎えていますが、市場では不安心理が高まり続けています。
イギリスの強固姿勢も目立っており、ダウデンイギリス文化相は、EU側からの要求はいかなるイギリス首相も応じないだろう、とのイギリス政府方針を繰り返しています。
為替相場としても明確な資金の流出が発生しています。
合意無き離脱の可能性も高まる
イギリスとEUの通商交渉は年末の期限が迫り、いよいよ最終局面に入ってきています。
交渉の中では、特に漁業権とイギリス企業への補助金などが、残っている大きな争点となっています。
これまでの交渉過程から、なかなかこの溝は埋まらずにここまで来てしまいました。
本音では両者とも合意したいという思いはありますが、それをなかなか許してくれない条件の厳しさが邪魔をしている状況です。
この交渉が結局どちらへ転ぶのかは正直わかりません。
もしも決裂に終わった場合のイギリスポンドが急落することは間違いありません。
またユーロ・ドルの為替ペアでもユーロが売られ込むことは避けられません。
この場合は大相場といっても良い大きな動きを見せると思います。
逆にギリギリ合意にこぎつけた場合は、決裂したときの急落ほどの衝撃ではないにしても、ある程度イギリスポンドは上昇すると思われます。
まとめ
イギリスのEU離脱問題はもともと今年の大きなテーマとなる予定だった話題です。
新型コロナウイルス対応で話題を持っていかれた印象ですが決着の時を迎えようとしています。
トレーダーとしては正直どちらに交渉が転ぶかわからない状況であるため、「どちらにも対応できる」というスタンスが重要です。
つまりはこれらのポンドやユーロが関わるペアのポジションを持たないことをおススメしたいです。
今の状態でポジションを持つという事は、非常にリスキーでありギャンブルであります。
交渉の結果が出てから動いても遅くはないと思われるだけに、相場の動きに乗れる資金をホールドしておきたいです。

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