FX

有事の際の為替変動

有事の際の金融市場の動きは非常に激しいものがあります。

有事というのは軍事行動や大きなテロ、さらに大きな意味でとらえれば経済的な混乱のことです。

今回はそんな有事の際の為替相場の動きについて解説していきます。

有事の際のドルの動き

FXという投資の性質上、急激な相場変動は非常に気になるものです。

例えば戦争や9.11の同時多発テロ事件のような突発的な事態にはなかなか対応できないものです。

こういった有事の際に意識されるのは世界の基軸通貨である「ドル」です。

有事の際に、世界の基軸通貨であるドルが買われることを「有事のドル買い」、逆にそのようなときにドルが売られることを「有事のドル売り」と呼ばれています。

例えば2001年9月11日の米国同時多発テロ、2003年3月19日の米軍によるイラク空爆の時には「有事のドル売り」が発生しています。

逆に2006年7月5日の北朝鮮によるミサイル発射、同12日のイスラエル軍のレバノンを侵攻の時には「有事のドル買い」発生しています。

ポイントとなるのは「アメリカが直接的に関わっているか?」です。

9.11のようにアメリカが直接的な被害を受けた国であるならば、ドルの先行き不安、もっと言えばアメリカの先行き不安からドルが売られています。

逆にそれ以外の国、つまりは世界的な不安要素が高まれば基軸通貨であるドルが買われるという流れです。

トレーダーとしては金融関連のニュースだけでなく、こういった有事の際の対応というものが必要になってきます。

重要になってくるのは「為替相場はあくまで相対的なもの」ということです。

有事の際のドル売りやドル買いが発生した時にはドルのペアがそれにつられて動くということです。

そのためパターンに当てはめて考えるだけでなく、柔軟な発想が求められます。

よって「戦争が発生⇒ドル買い」というような単純構造ではないということをしっかり意識しておいてください。相場に絶対はないのです。


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