EU離脱問題で揺れるイギリスですが、イギリスの実体経済という意味でも注目が集まっています。
そんな中で月次国内総生産(GDP)や鉱工業生産指数などが発表されました。それらの結果を踏まえつつ今後のポンド市場について考察していきます。
イギリス経済の状態悪化か?
8月のイギリス国内総生産(GDP)は予想が4.6%でしたが結果は大きく下回り、2.1%に留まりました。
また鉱工業生産指数も予想を2ポイントほど下回る結果になりました。
イギリス経済の実体としては、苦しい状況が続いていると言わざるを得ない状況です。

EU離脱問題もなかなか交渉が進まない状況で、明るい材料が出てこない状態です。
そもそもイギリスのEU離脱問題は今年のアメリカ大統領選挙と並んで、目玉になるニュースでした。
しかしコロナウイルス影響によって一時は、EUと協調路線を取るのではという希望的な観測がささやかれましたが、結局のところ決裂になりそうな気配です。
EUとしても簡単に離脱を許してしまうと、イギリスに続いて離脱という選択を考えてくる国が出てくる可能性があり、それなりに代償を支払ってもらうというスタンスは簡単には崩せません。
イギリス側もイギリス国民の感情として、イギリスの実体経済が上向かないのは移民のせいだという短絡的な考え方も強く、融和を支持するEUに対する風当たりが強い状況です。
そのため譲歩してしまうと国民の支持を失い政権が維持できないというジレンマを抱えています。
市場としてはここまま「合意無き離脱」となってしまうという公算が高まっており、それに向けて動いている雰囲気もあります。
合意無き離脱となればイギリス経済の痛手は必至で、イギリスポンドも常識的には一気に売られるという公算が非常に高いです。
まとめ

現在イギリスポンドは非常にボラティリティの高い状態になっています。
そのため短期的なトレードを試みるには良い相場環境ですが、長期的なトレードを考える場合には「ハイリスクハイリターン」な相場環境です。
ポジションを取る場合はしっかり考える必要がありそうです。

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