ファンダメンタルズ

IMFはアジア太平洋地域の成長はゼロ予測

世界中で感染拡大を続ける新型コロナウイルスは経済にも深刻な影響を与えています。

その影響は日本を含むアジア太平洋地域の経済にも大打撃を与えています。

IMF(国際通貨基金)は経済成長の見通しを発表し、過去の危機を大きく超える経済成長の減速が見込まれるとし、過去初めてとなるゼロ成長を見込むとしました。

過去の通貨危機など時よりもひどい経済状態になるとも発表しました。

これらのことが通貨相場にどのような影響を与えるのか考えていきたいと思います。

IMF予測の基本シナリオ

IMFの世界経済の基本シナリオは4~6月期が景気の最悪期で、20年後半から経済活動を段階的に回復できるとしています。

アジア太平洋地域の経済成長はゼロ予測で、そのほかの地域を含む2020年の成長率予測をマイナス3.0%としました。

すでに09年の金融危機時を超えて「大恐慌以来の経済悪化」(ゲオルギエバ専務理事)が発言しており、かなり悲観的予測となっています。

ただ、ウイルスの封じ込め、感染拡大を防ぐことが出来れば、21年は6%近い経済成長が可能との発表をしています。

これらのことから、2020年は世界経済にとって冬の時代ともいえる時期となりそうです。

そういった時期の通貨相場の特徴としては、まずは経済規模の大きな国の通貨が強い展開になりやすいこと、今回の場合はこちらはあまり意識しなくても良いかもしれませんが、影響の少ない地域、国の通貨が強くなりやすいという事です。

そのためドル(アメリカ)の存在感がさらに増す展開が予想されます。

逆に新興国通貨はリスクオフの流れから、安くなる展開も予想されるためポジションを取る際には注意が必要です。

まとめ

現在の相場としても、ドルの一人勝ちというような相場状態ですが、しばらくはその状態が続くと予測できます。

しかし、その潮目が変わるときとしてはドルが強い要因であるコロナウイルスの猛威を抑え込みに成功したときです。

具体的にはそれらのことが、意識されて株価の回復が見られた時だと思います。よってNYダウや日経平均株価には注目が必要です。

とくにアメリカの株価は敏感に反応すると思われるので、必ずチェックする必要があると思います。


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