イギリスはEU離脱を決定して新たな道を歩もうとしているイギリスです。
2020年は新型コロナウイルス感染拡大とEU離脱交渉とイギリスにとって分岐点となりそうな年でした。
そんな2020年のイギリスのGDPが発表されました。
今回はそんなイギリスの状況と今後のポンド相場について考察していきます。
イギリスのマイナス成長

イギリスの去年のGDP=国内総生産は、前の年と比べた伸び率がマイナス9.9%となり、過去最大のマイナスという結果になりました。
マイナス成長は、リーマンショックの影響でマイナス4.1%となった2009年以来11年ぶりで、落ち込みの幅はこの時を大きく超えて、比較可能な1949年以降で最悪の水準です。
しかしながら最後の四半期に当たる10月から12月でみると、GDPの伸び率は前の3か月に比べてプラス1%となっています。
これをうけてスナク英財務相は見解を示し、経済は冬を越して回復力を示しているとしています。
ただ今年に入ってまた厳しいコロナ対策を導入しており、1月から3月は再びマイナス成長になると予想されています。
ポンド円相場では年明けから、上昇を続けておりポンドが買われる展開が続いています。

今回のGDP発表で緩い規制だった期間はプラス成長を示しており「イギリス経済はコロナをコントロールできれば立ち直る」という印象を残しています。
そんな期待感がポンド買いを支える要因となっています。
EU離脱問題も一応の解決を見せており、今後はこのような期待が実態につながるのかという点が注目されます。
まとめ
イギリス経済はトレーダーの間でも今後の見方がわかれる国ですが、現在は今後の回復への期待感が高まっている印象です。
昨年の一時は「合意無き離脱」となるのではないかという悲観論からは解放されましたが、今後については慎重な見方をするべきかなと個人的には思います。
直近のポンドの値動きはやや上昇頭打ちの印象もあり短期的には調整局面に来ているのかもしれません。
「期待が幻想だった」パターンの場合は一気の下落もあり得そうなだけにポンドに関しては慎重な取り扱いが必要です。

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